スポーツ選手が愛用し話題になった「ベッカムカプセル」や「酸素カプセル」などと呼ばれている装置の事です。

私達にとって酸素は生命維持に不可欠なものですが、日常生活の中で大量に消費されています。食品添加物などにより体内に取り込まれた化学物質の分解や、過度のストレスなどのために酸素は大量に消費され、また加齢によっても体内酸素水準は低下します。

しかし高気圧酸素カプセルでは、その酸素不足の体内により多くの酸素を

取り入れる事が出来るのです。

 

酸素カプセルはなぜ効果的なのですか？

酸素は体内を「結合型酸素」と「溶解型酸素」という２種類の型で巡っています。
通常の生活（1気圧）の中で取り込む酸素は「結合型酸素」。

赤血球（ヘモグロビン）とくっついて血液により運搬されます。

この形ではヘモグロビンの量以上に酸素が運ばれず、

さらにヘモグロビン（径約7ミクロン）が毛細血管（径約5ミクロン）

よりも大きいので入り込めません。

酸素カプセルの特徴はカプセル内を1.3気圧（水深3メートルの気圧）まで

高気圧化することにあります。

気圧に比例して体液に溶け込む「溶解型酸素」が増えるという

「ヘンリーの法則」に従って、通常の1.3倍の高気圧環境を作り出す

酸素カプセルに入ることで毛細血管のかたまりのような脳や眼、内臓器官、

皮膚など酸素不足に陥りやすい組織へも酸素を直接届けることができるのです。

酸素カプセルを継続して利用することで溶解型酸素を取り込め、

慢性的な酸欠状態を改善できます。

 

酸素を取り込むと活性酸素が増えませんか？

活性酸素はストレスが多い状態や濃度の高い高濃度酸素を使用した場合に

発生しやすくなると言われます。

高気圧酸素カプセルは大気中の自然な空気のみを使用しますので

活性酸素が通常の生活以上に増えるということはありません。

 

利用時間や回数はどのくらいが最適ですか？

45分から60分の時間が一番効果的です。

体内に血液と一緒に酸素が行き届くまでに40分から50分かかりますので

効果を体感して頂くのに最初は60分前後の時間でご利用されるのをオススメします。

またケガや疲労回復が目的の方は90分に時間を延ばし、カプセルの中で睡眠を取る

事をオススメします、殆どの方が眠りに入ると自然と呼吸が大きくなり、

その分体内に酸素が入っていきます。

1回のご利用で3日間効果が持続すると言われています。

健康な方は月に1～2回、体質改善が目的の方は1週間に1回のご利用を

オススメします。（お徳な回数券もご用意しております）

 

酸素カプセルはドーピングに当たりまか？

世界アンチドーピング機関（ＷＡＤＡ）規定の2008年禁止表国際基準には

「酸素摂取や酸素運搬、酸素供給を人為的に促進すること」が含まれています。
ただし、当院の空気圧式酸素カプセルは、人為的に酸素を供給するというよりは、

酸素を取り込みやすい環境をつくっているだけであり、いわゆる高地トレーニングと

同様との見解で上記の規定には属さないと、2008年11月21日に空気圧式酸素

カプセルはドーピング検査の対象にはならないので、使用を禁止しないとの発表が

ありました。今では、JOCや高野連などの数多くのスポーツ団体、

スポーツ選手が安心して使用しておられます。

 

耳抜きができるか心配ですか？

酸素カプセルでは気圧の変化に伴い飛行機に乗った時のような耳の違和感が生じます。

そのため耳の中耳の内外の気圧差を調節していただく「耳抜き」をカプセル開始から

１０分、終了前５分ほどしていただく必要があります。

【耳抜きの方法】
つばを飲み込む、口を大きくあけてあくびをする、鼻をつまんで息を耳に抜いていく、

ティッシュで鼻をかむ、など

 

※当院のカプセルは耳抜きが楽に出来るように手助けをする、耳抜きリモコンが

付いております。気圧の変化に慣れない場合はこのリモコンで、気圧の調整が

出来るようになっておりますのでご安心下さい。